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被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

災害が心にもたらす

少し落ち着きが出て緊張が取れてきてから、心理面が出てきますから
子供のいる家庭では注意をしてみていてください。

災害が心にもたらすもの
災害に襲われた恐怖、愛する人を亡くした喪失感、家や財産を失ったショック。
災害直後の精神的ストレスは想像以上です。
一般的に、災害時のストレス反応として、以下のものがあげられます。

心理・感情面
睡眠障害・恐怖の振り戻し、不安、孤独感、疎外感、イライラ、落ち込み、
怒り、生き残ったことへの罪悪感

身体面
頭痛、手足のだるさ、虚弱感、喉のしこり、筋肉痛、胸の痛み、吐き気、
下痢、胃腸障害、食欲不振、呼吸障害、悪寒、のぼせ、冷え、ふるえ、
めまい、アレルギー

思考面
集中困難、思考力のマヒ、混乱、無気力、短期の記憶喪失、判断力や
決断力の低下、選択肢や優先順位を考えつかない

行動面
怒りの爆発、けんか、過激な行動、家族間のトラブル、ひきこもり、
社会からの孤立、飲酒や喫煙の増加、拒食、過食、子どもがえり

これらは、災害という「異常な事態」に対する「正常な反応」といえます。
ですから、感情を無理に押さえ込むのではなく、上手に吐き出すことが大切です。

自分でできるストレス対処法

被災体験を誰かに話し、自分も聞く。
話すときには、「できごと」「考え」「気持ち」の順にすると話しやすい。
感情は抑えない。吐き出すことで整理されていく。
体を動かしてリラックスする。

軽い運動や深呼吸で、こころとからだをほぐす。
ふれる、抱きしめるなどのスキンシップを大切に。
自分を責めない
つらさを一人で抱え込まず、助けを求める。
楽しみをみつけ、気分転換する。

○子供に対するケア
子供が怖がったら、抱き寄せて「大丈夫、心配しなくてもいいよ」
と安心させる。
子供の話を、うなずきながら聞いてあげましょう
「よくがんばったね」とほめてあげましょう。

急に良い子になってしまう場合も注意が必要です。
これは高齢者でもそうですね。

「異常時の正常な反応」が出ない方にも目を配っていく事も大切です。

抱え込んでしまう場合が多いですから、吐き出している子供より
後でストレスが出てしまう場合もあります。

○高齢者に対するケア

体が弱っている人や、一人暮らしの高齢者の場合、孤立感や無気力感を強く
感じる可能性があります。
災害時に全てなんでもボランティアが料理や何でも運んだり援助ばかりしている
と自分の必要性も否定してしまう場合もありますから注意が必要です。

安心させてあげることが最も大切です。
「自分は見捨てられた」という絶望感を持たないよう、適度に声をかけましょう。


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